Monday, March 9, 2009

クラビング 3/7(sat)

昨夜の宅飲み時のやりとり。

「おまえ、クラブは好きか?」
「ああ、好きだよ」
「じゃ、明日採りに行くぞ」
「?」

まぁ要はクラブ違いで、急遽本日カニを採りに行くこととなった。
まぁ、こっちのクラブも嫌いじゃないけど。


ちなみにカニは誰が採っても良い訳ではなく、ちゃんとライセンスを持っていないとダメらしい。ベン曰く「オレがカニを穫るから、オマエは写真だけ撮っとけ。」とのこと。

ベン、ジャッキー、自分の3人で、ノースバンクーバーの海辺の公園へ向かう。
昨夜共に飲んだせいか、彼は自分に親近感をもったようだ。ワタシの名前を謎のメロディにのせ、歌いながら運転する。

ノってきた彼は昨夜の話の続きをしだした。
やはり彼は離婚していた。オーストラリアに前妻との子供が2人いること。
男一人に女一人、25歳と21歳らしい。娘の方はリトル ミスオーストラリア。可愛いらしい。また来年のオリンピックの時、バンクーバーに遊びにくる予定とのこと。

っていうか、こんなオヤジ持ったらたまらないよなぁ・・。
50過ぎて離婚&海外へ高飛び。新しい嫁さん見つけて子作り
・・・しかも、博打好きの酒好き。あんた、自由すぎだよ。


また彼の1日のおこずかいの上限は500$という、どうでもいい情報も教えてくれた。
今の奥さん、アイリーンの実家が金持ちだから、それだけ使っても問題ないとのこと。なんかますますダメ男の香り。
加えて、以前、ルーレットで2,000$勝ったことがあるという話をしてくれた。
あぁこれが元凶か。。



20分ほどで到着。早速、ゲージを組み立て、鶏肉を結びつけ、海に放り投げる。
だいたい30分待てば、カニが取れるらしい。
「カニがゲージに入るまで、ビールを飲むぞ」と言うベン。
はい、始まった。ああ、飲酒運転の常習者なんだね。怖い。
(ビールを買った際に昨夜の20$を返してもらう、ちゃんと覚えていた)


カニは取れども、ほとんど全て小さい。故にキャッチ&リリース。
3時間ほどクラビングしていただろうか。
でも実質のクラビングは1時間くらい。
残りの2時間はカニが来るまで飲んで待っていた感じ。
結局ゲットしたカニで、食えそうなのは2匹だけ。



その後なぜか、公園の近所の自動車修理場へ。
フィリピンの友人が経営しているらしい。
ベンを見ていると、どうも特に用事があって来た訳ではないらしい。
酔っぱらうと誰かに電話したくなることがあるが、似たようなもんだろう。
幾分エスカレートしているが。。

あっちは仕事中なのにビールを勧めまくるベン。油を売りまくり。
途中、ビールを取ってこいとパシリに使われる。
「こいつは金持ちだ、こいつは彼女がたくさんいる」
など、そういう感じの内容で工員を紹介をしてくれた。
皆、苦笑いをしていた。



散々仕事の邪魔をしたあげく、撤収。1時間くらい業務妨害していただろうか。
酔いどれベンは止まらない。今度は「オレの妹に会わせてやる!」と。
どこに住んでるか聞くと、ベンの家の近所らしい。


立派な家の前にクルマを泊めたベン。これが妹の家らしい。
中に入ると、妹さんと、その旦那さんがいた。義弟はなぜかシャツにパンツ一丁でソファーに座っていた。

彼は白人男性なのだが、肌が黄色(山吹色)。見た感じ、肝臓かどこかが悪そうだった、そして焦点が定まっていないというか、ぼーっとしている感じだった。すると、ベンが一言で彼を説明。「ヒー イズ ダイイング」。ベン妹曰く、ボケすぎて最近は家族も分からなくなってきているとのこと。

まぁ、よくよく考えてみると、いくらボケてるとは言え、
本人目の前に「ヒー イズ ダイイング」ってねぇ・・。
直訳すると、死にかけ。うん、暴言。暴言だよ、ベン。
あんたも近いうちそっち側の人になるんだからさぁ・・。


しばらくすると義弟は義弟で、見たことのないアジア人が家の中にいることに気付き、いささか興奮気味。立てないけど立とうとする。
ベン妹より「申し訳ないが、外にいてくれ」とのこと。オーライ。ベンだけ家に残り、自分とジャッキーは向いの公園へ。酔いのせいかダッシュで向かう。全力でジャッキーと公園で遊ぶ、28歳。でも気分は7歳。



16時過ぎ。ジャッキーがスイミングの習い事の時間が近いと騒ぎだす。慌てて、ベンを呼びに行く。「OK」と出てきたベンはまるでOKではない。ベロベロで、途中庭ですっ転ぶ。もう、愛すべきキャラクターとしか言いようがない。帰りの運転が怖すぎる。


ジャッキーの水着を取りに家へ。そのままジャッキーのスイミングスクールに付き合うか?と誘われたが、さすがに疲れてしまい、家でゆっくりすると断った。(本音はこれ以上の彼の運転に付き合いたくなかった)




ちなみに、本日来るはずのもう1人のプラジル人留学生は21時現在なぜか来ていない。ベンに何時に来るか聞いたところ、一言「知らね」
今彼はどこにいるのだろう・・自分がバンクーバーに降り立った日、
1時間待たされただけ済んだことを幸運に感じた。

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