フィリピン版チマキの笹の巻き方についてベンとプレイシーが喧嘩をしている。
「オマエは全然なってない。貸せ!オレにやらせろ。」チマキを巻きだすペン。
「見ろ、ここの長さとここの長さがいっしょ・・パーフェクトだ」
プレイシーは面倒くさそうに反論
「もう、うるさいなー。アイリーンだって、私と同じ巻き方してるじゃないっ」
「あいつも間違ってるんだ!」
この手のやりとりはしょっちゅうあるので、ニヤニヤしながら眺めていると
ベンがいきなり立ち上がり、電子レンジの上に置いてあった黒いファイルを
こちらに持ってきた。そして僕に「おい見ろ!」と言ってきた。
・・ん?なんだなんだ??
黒いファイル開くと、内側にはパンフレットが一枚挟まっていた。
さらにパンフレットを開くと、禿げたおっさん達のBefore→After写真がづらり。
・・これは、もしや、アデランス的な?!
ビンゴ。最後のページに"ヘアクラブ"と書かれた名刺が留めてあった。
その後、「風が吹いても大丈夫」「泳いでも大丈夫」「シャワー浴びても大丈夫」
など、ヘアクラブのカツラのすばらしさを熱弁される。なかでも
「This looks like original !!」
・・この一言はシンプルでありながら、想像以上の滑稽さを持ちあわせており
不覚にも刺さってしまった。それでいて何度も繰り返すもんだから、吹いてしまった。
「これを付けたらなぁ、若返るんだよ、またモテるぜっ!」
笑顔でちょいワルジイさんは続ける。
「もし、これをつけたらオレは何歳に見える?」
現在の彼は御歳60ナンボなんで、「53ぐらいじゃない?」と言うと
あからさまに不満そうな表情を見せる。・・おいおい、何歳に見られたいんだよ。
回答をミスった僕は空気を変える為に質問を投げかけてみる。
「いつ、トライすんの?」
「来週!」
水面下で進められていた、ベン増毛計画。
装着したベンと出会うのが楽しみではあるが、
自信を取り戻し過ぎることに少し恐さも感じた。
※ フィリピン版チマキはRICE STICKと呼ぶらしい
Monday, April 6, 2009
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